作家の山口瞳先生が絶賛し、生涯最後にひとつだけ選ばれた宿に、やっと泊まることができ、とても感慨深いです。
なるほど全てにゆとりがあって、贅沢を誇示しない。
本当の上質な宿とは葉山館のようなところをいうんだろうと思います。朝夕食とも、一品一品が吟味されていて素晴らしい。刺身が小さいとの口コミがありましたが、厳選された品を味わうのにはこれでいいと思います。接客もタイ人の方かな、一生懸命さが伝わり、心あたたまります。
共通メニューのほか肉、魚介、ご飯の３ジャンルで選べるので、サーロインステーキとズワイガニと鉄火丼を選んでみました。無論、どれも激うまでした。
源泉が常時適温で提供されるビューバスは、蔵王の山並みと上山の街並みがパノラマのように見渡せ、最高の気分です。部屋のリビングチェアからもプライベートビーチさながらその神泉をたたえた湯舟が眺められるのも陶然とします（風呂側からもカーテンをおろせるようになってますので大丈夫）。
　大浴場は、それほど大きくはありませんが、部屋の風呂の充実ぶりから納得ですし、今時２４時間いつでも入れるというのも嬉しい。
個人的には、真夜中に入ったときに露天風呂の坪庭がとてもゆかしく思え、気に入りました。
・・いろいろ書きましたが、予算が合えば、翠葉亭は本当におすすめです。
ひとつだけ注文ですが、一人で泊まれるプランはお願いですから続けてくださいまし。
なお、朝食前の一時間、裏山の葉山神社までのトレッキングをすると、一層ご飯が美味しくなりますよ。

評価

• 総合 5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人